大学に通いながら、夜はラウンジやキャバクラなどで働く——
そんな「夜職女子大学生」としての毎日は、華やかさの裏に想像以上の“心の葛藤”を抱えているものです。
今回はその中でも、恋愛との向き合い方について。
夜職と恋愛、この2つのバランスに悩む人は少なくありません。
働いていることを“言えない”もどかしさ
夜職をしていることを、正直に伝えるかどうか。
これは恋愛においても大きな葛藤です。
▷ 好きな人ができても、素直になれない
「夜、どこで働いてるの?」
「どうしてそんなにお金に余裕があるの?」
そんな何気ない会話が、急に胸をざわつかせる瞬間があります。
夜職のことを正直に話すべき?
偏見を持たれるんじゃないか?
遊びだと思われたらどうしよう…
“本当の自分”を見せるのが怖くて
つい一歩引いてしまったり
恋のチャンスから自分から逃げてしまったりする。
▷ 「理解してくれる人なんていない」と思い込んでしまう
夜職をしていると、普通の大学生活とは違う経験をたくさんします。
金銭感覚、人付き合い、時間の使い方――
すべてがちょっと“ズレてくる”。
その中で、「私のことをちゃんと理解してくれる人なんていない」と思ってしまいがちです。
でも本当は、自分が“理解される努力”をやめてしまっているだけかもしれません。
▷ 恋愛に「罪悪感」がついてくる
たとえ彼氏ができても、
仕事のことを話せなかったり、
忙しくてすれ違いが増えたり、
不安にさせてしまうこともある。
「申し訳ないな」
「私なんかと付き合ってて大丈夫かな」
気づけば、恋愛してるのに苦しいっていう矛盾に苦しむこともあります。
生活リズムのズレが、心の距離に
夜に働くということは、必然的に生活リズムが昼の人とはズレてきます。
昼は授業、夕方は準備、夜は仕事、朝に寝る。
こんな生活をしていると、連絡が返せなかったり、すれ違いが増えたり…。
「なんで既読スルーなの?」
「夜中に返信来るのってなんか変じゃない?」
相手が昼職や学生だった場合、こうしたタイミングのズレから不信感を持たれてしまうこともあります。
本当は忙しいだけなのに、言い訳のように聞こえてしまうのが辛いところです。
稼いでいることで逆に気を遣う
夜職の学生は、他の学生より収入が高いこともあります。
でも、それを素直に言うと「奢ってよ」なんて軽いことを言われたり、
逆に相手に気を遣わせてしまうことも。
「バイトでめっちゃ稼いでる」って言うと、自慢みたいに思われたり、距離を取られたり。
金銭感覚や価値観のズレも、じわじわと恋愛の障害になることがあります。
「どうせ夜職でしょ?」という偏見
最も辛いのは、「水商売=軽い」「遊んでそう」などの偏見。
真面目に働いているのに、勝手なイメージだけで見られてしまうことも。
恋人に“信用されない”って、本当にしんどい。
仕事への理解がない人とは、長く続かないことも多いです。
恋愛と仕事、どっちも大事にしたいのに
本当は、恋愛も仕事もどっちも大事にしたい。
でも夜職という環境では、それが難しく感じてしまう瞬間が多々あります。
「ちゃんと恋したいのに、相手に本音を言えない」
「支えてほしいのに、隠してることで距離ができる」
夜職学生が感じる恋愛の葛藤は、「普通」の学生とは違うところにあります。
最後に|“理解ある恋”をあきらめないで
夜職をしていると、恋愛が難しく感じることが多いかもしれません。
でも、「理解してくれる人がいない」わけではありません。
実際、夜職に偏見を持たず、しっかり向き合ってくれる人もたくさんいます。
無理に隠して疲れたり、無理に相手に合わせて自分を削ったりしなくてもいい。
あなたの生活も、考え方も、頑張っていることも、全部含めて受け入れてくれる相手と出会えたとき、きっと本当に安心できる恋が始まります。
恋愛で悩む夜職学生へ。
“今の自分を否定しない恋”を、大切にしてくださいね。
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